FIFAだけじゃない、もう1の世界ランキング(IFFHS 世界ランキング)

2017年9月6日

サッカーの世界ランキングといえばFIFAランクが有名ですが、その他にも様々な世界ランキングがあることをご存じでしょうか。

国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)は、世界クラブランキング、世界得点王など、FIFAとは違ったユニークな記録を数多く発表しています。

いくつかランキングをご紹介しましょう。

世界クラブランキング(2013年6月~2014年5月)

No. クラブ名
1 バイエルン・ミュンヘン ドイツ
2 レアル・マドリード スペイン
3 アトレティコ・マドリッド スペイン
4 CAラヌース アルゼンチン
5 アトレティコ・ナシオナル コロンビア
6 FCバルセロナ スペイン
7 セビージャ スペイン
8 ユベントス イタリア
9 アーセナル イングランド
10 ベンフィカ ポルトガル
11 ナポリ イタリア
12 FCバーゼル スイス
13 フィオレンティーナ イタリア
14 パリ・サンジェルマン フランス
15 ザルツブルグ オーストリア
16 ルドゴレツ ブルガリア
17 ボルシア・ドルトムント ドイツ
18 プルゼニ チェコ
19 ベレス・サルスフィエルド アルゼンチン
20 アトレチコ・ミネイロ ブラジル

欧州で圧倒的な強さを示し、「ストップ・ザ・バイエルン」というスローガンまで生んだバイエルン・ミュンヘンが、1位になっています。

監督はFCバルセロナの黄金時代を作り上げた、ジョゼップ・グアルディオラ。
名匠の強豪チーム作りは、率いる国が変わっても安定しています。

2014年FIFAワールドカップブラジル大会では、そのバイエルン・ミュンヘン所属の選手を大量起用したドイツが優勝しました。

ランキングの仕方

過去の成績やクラブの運営状況等は一切考慮に入れず、過去12ヶ月の国内および国際大会における結果のみを基準に算出されるランキングです。

【ポイント獲得基準】
・世界各国の国内選手権を、4つのレベルに分けます。(4が最上位)
・リーグ戦、国内カップ戦、国際カップ戦の勝ち/負け/引き分けでポイントを付与します。
・高レベルに所属するチームほど加算ポイントが多くなり、優位になります。

【問題点など】
・試合数が多ければ多いほど有利になります。各国リーグの試合数が異なることを考慮していません。
・設定ポイントが妥当かどうかの議論があります。
・南米のクラブは試合数も多いので、欧州のクラブよりも有利になりうるルールです。

世界得点王(1部リーグ)

選手名(所属クラブ) 出身国
1997年 ハカン・スクール(ガラタサライ) トルコ
1998年 ハイメ・フアン(カビエデス・グアヤキル) エクアドル
1999年 マリオ・ジャルデウ(ポルト) ブラジル
2000年 マリオ・ジャルデウ(ポルト) ブラジル
2001年 ホセ・アルフレド・カスティージョ(サンタ・クルス) ボリビア
2002年 ホアキン・ボテーロ(ラ・パス) ボリビア
2003年 ホセ・カルドーソ(トルカ) パラグアイ
2004年 パトリツィオ・カラス(カラメ) チリ
2005年 クレメルソン・アラウージョ(ガンバ大阪) ブラジル
2006年 クラウス・ヤン・フンテラール(アヤックス) オランダ
2007年 アルフォンソ・アウベス(ヘーレンフェーン) ブラジル
2008年 ルーカス・バリオス(コロコロ) アルゼンチン
2009年 マルク・ヤンコ(ザルツブルグ) オーストリア
2010年 ルイス・アルベルト・スアレス(アヤックス) ウルグアイ
2011年 アレクサンドルス・セクライエフス(トランス・ナルバ) ラトビア
2012年 リオネル・メッシ(FCバルセロナ) アルゼンチン

世界各国の1部リーグ公式戦で、1年間に最も多くの得点を挙げた選手が並んでいます。

リーグのレベルなどは全く考慮されていませんが、どのリーグでも世界で1番得点を挙げるということは素晴らしいことですね。

世界得点王(国際大会)

選手名 所属クラブ
1991年 ジャン・ピエール・パパン オリンピック・マルセイユ
1992年 デニス・ベルカンプ アヤックス
1993年 サイード・アル=オワイラン アル・シャバブ・リヤド
1994年 フリスト・ストイチコフ FCバルセロナ
1995年 ユルゲン・クリンスマン トッテナム・ホットスパーFC / バイエルン・ミュンヘン
1996年 アリ・ダエイ ペルセポリスFC
1997年 ロナウド FCバルセロナ / インテル・ミラノ
1998年 ヤシム・アル・フーウェイディ クウェート
1999年 ラウール レアル・マドリッド
2000年 リバウド FCバルセロナ
2001年 ハニ・アル・ダバト サラーラ
2002年 ルート・ファン・ニステルローイ マンチェスター・ユナイテッド
2003年 ティエリ・アンリ アーセナル
2004年 アリ・ダエイ ペルセポリスFC
2005年 アドリアーノ インテル・ミラノ
2006年 ウンベルト・スアソ コロコロ
2007年 トレゾール・ムプトゥ・マビ DRコンゴ
2008年 レアンドソン・ディアス アル・ムハラク
2009年 岡崎慎司 清水エスパルス
2010年 バデル・アル・ムトワ アル・カディシア
2011年 リオネル・メッシ FCバルセロナ
2012年 リオネル・メッシ FCバルセロナ

A代表の公式戦、オリンピック代表の最終予選、クラブの国際大会における得点で評価されるランキングです。

2009年には、岡崎慎司選手が入っています。
この年はコートジボワールのドログバと15ゴールで並んでいたのですが、A代表でのゴールで上回ったため、1位にランクインしました。(岡崎選手の15ゴールは、全てA代表での得点)

その後ドイツに移籍した現在は、歴代世界得点王として恥じない活躍を見せていますね。

世界最優秀クラブ監督

監督名 クラブ名
1996年 マルチェロ・リッピ ユベントス
1997年 オットマール・ヒッツフェルト ボルシア・ドルトムント
1998年 マルチェロ・リッピ ユベントス
1999年 アレックス・ファーガソン マンチェスター・ユナイテッド
2000年 カルロス・ビアンチ ボカ・ジュニアーズ
2001年 オットマール・ヒッツフェルト バイエルン・ミュンヘン
2002年 ビセンテ・デルボスケ レアル・マドリッド
2003年 カルロス・ビアンチ ボカ・ジュニアーズ
2004年 ジョゼ・モウリーニョ チェルシー
2005年 ジョゼ・モウリーニョ チェルシー
2006年 フランク・ライカールト FCバルセロナ
2007年 カルロ・アンチェロッティ ACミラン
2008年 アレックス・ファーガソン マンチェスター・ユナイテッド
2009年 ジョゼップ・グアルディオラ FCバルセロナ
2010年 ジョゼ・モウリーニョ インテル・ミラノ / レアル・マドリード
2011年 ジョゼップ・グアルディオラ FCバルセロナ
2012年 ジョゼ・モウリーニョ レアル・マドリッド

名匠と呼ばれる監督の中でも、リッピ監督、ファーガソン監督、デルボスケ監督、モウリーニョ監督、グアルディオラ監督は近年でもトップクラスの結果を出しています。

複数回受賞も頷けますね。

世界最優秀代表監督

監督名 率いた国名
1996年 ベルティ・フォクツ ドイツ
1997年 マリオ・ザガロ ブラジル
1998年 エメ・ジャケ フランス
1999年 バンデルレイ・ルシェンブルゴ ブラジル
2000年 ロジェ・ルメール フランス
2001年 マルセロ・ビエルサ アルゼンチン
2002年 ルイス・フェリペ・スコラーリ ブラジル
2003年 ジャック・サンティーニ フランス
2004年 オット・レーハーゲル ギリシャ
2005年 カルロス・アルベルト・パレイラ ブラジル
2006年 マルチェロ・リッピ イタリア
2007年 ドゥンガ ブラジル
2008年 ルイス・アラゴネス スペイン
2009年 ビセンテ・デルボスケ スペイン
2010年 ビセンテ・デルボスケ スペイン
2011年 オスカル・ワシントン・タバレス ウルグアイ
2012年 ビセンテ・デルボスケ スペイン

FIFAワールドカップにまつわる11のジンクスでも触れたように、強豪国の代表監督は、基本的に自国監督を招聘します。

近年ではスペインの黄金時代を築き上げたデルボスケ監督が印象的ですが、4年間で3回の最優秀監督受賞は驚異的です。