知っているようで知らない規定も多い!?奥の深いサッカールールの世界

2017年9月6日

サッカーのルールについての詳細を解説

どんなスポーツ競技にも必ずルールがあります。サッカーも例外ではなく、しかもかなり細部にわたり数多くのルールが定められています。

現在、サッカーのルールはサッカー競技規則(英語ではLaws of the Game)と言い、国際サッカー評議会(IFAB)によって制定されています。なお、ルールは、毎年開催されるIFAB年次総会で国際サッカー連盟 (FIFA) の4票、イギリス本土4協会の計8票のうち6票以上のルール改正賛成票があれば改正がなされる仕組みになっています。

サッカーを見ていると時折、「?」と思うような判定に出くわすことがありますが、そんな不思議な規定も全てサッカーのルールです。サッカーをさらに深く知るためには欠かせない、とても奥が深いルールの世界を覗いてみましょう。

グラウンドやゴール、ボールに関するルール

サッカーのルールは、ピッチと呼ばれるグラウンドについての定義からはじまり、実際のプレーにまで及びます。まずは、グラウンドについてのルール規定を見てみましょう。

●グラウンドの大きさ
グラウンドの最大長は183mで、最大幅は91mです。これを示すために、長さと幅は旗で目印を付けます。なお、 ゴールは、7.3メートル離れて立てられた2本の直立ポストで示されます。ちなみに、W杯やオリンピックでは、縦105m×横68mで、日本国内でもこの大きさを標準と定めています。

●ペナルティエリア
エリア中での反則がPKをもたらすペナルティエリアは、ゴールポストの内側から16.5mの所に直角に16.5mの線を引き、その両端をゴールラインと水平に結んでできた四角い範囲で、ゴールキーパーはこのエリア内(自陣)に限って、手でボールを扱うことができます。ただしボールを持てる時間は6秒間で、それを越えると遅延行為になるという規定があります。

●コーナーエリア
コーナーエリアは、コーナーフラッグポストから半径1mの円弧を描いたエリアで、コーナーキックの時のボール全体がこのエリア内に入っていなければなりません。

●ゴールポスト
勝敗を分けるゴールポストの内側は7.32m、クロスバーの内側の高さは2.44mで、ゴールは地面にしっかりと固定されなければならないというルールも存在します。

●ボール
競技に使用するボールは外周が68cm~70cm、重さは410~450g、空気圧は、0.6~1.1気圧となっています。

最も神経質な反則に関するサッカーのルール

白熱した試合の途中で、主審がしばしば笛を吹き、プレーが中断されます。
これは選手が何らかの反則を犯した場合で、サッカーのルールには多くの反則に関する規定が設けられています。

●ハンド
言うまでもないことですが、選手はボールを手で持って走ってはなりません。ゴールキーパー以外の選手の腕や手にボールが当たると、いわゆる「ハンド」という反則になります。

●オフサイド
初心者に分かりにくいのがオフサイドです。このオフサイド、選手が相手陣内にいて守備側のゴールラインと攻撃側選手の間に守備側の選手が1人しかいない場合、言い換えれば、攻撃側選手が守備側のゴールラインから2人目の守備側選手よりゴールラインに近い位置にいると、オフサイドになります。
さらに分かり易く言えば、攻撃側選手がゴールキーパーを除く、一番後ろにいる相手側選手よりもゴールラインに近い位置にいると、オフサイドの反則をとられます。
ただし、ゴールキーパーが味方選手より前に位置する時には、このルールは適用されません。

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●接触に関する反則
足を掛けて転ばせるトリッピングや、相手の脛を蹴るハッキング、さらには手や腕で相手を押さえたり、押したりする反則行為もしばしばみられます。
これらの行為は程度により、または故意か偶発的かにより、主審の判断で口頭の注意で済むこともありますが、イェローカードが出されることもあります。さらに悪質と認められるとレッドカードが出されて即退場処分になります。なお、イェローカードを2枚出されるとレッドカードと同じ反則処分を受けるのも、よく見られるシーンです。
ほかに反則となる行為は、ボールと関係なく相手選手を蹴ったり、蹴ろうとした場合、相手をつまずかせたり、つまずかせようとした場合、相手に飛びかかったり、殴ったりした場合、相手にタックルしたり、ボールより前に相手に接触した場合、相手に唾を吐きかけたり、暴言を吐いたりした場合などで、この時には違反が起きた地点からの直接フリーキックの権利が与えられますし、悪質な場合はレッドカードで退場処分になります。
こうした規定が細かく定められているのは、サッカーは紳士がおこなうゲームだという大前提があるからです。

●その他の反則
そのほかの違反行為を見ると、主にゴールキーパーが関係する反則が多く見られます。その典型的なものは、ゴールキーパーが自陣のペナルティエリア内で、時間を浪費した場合などです。
また、スローイングは、両足の一部をタッチライン上もしくはラインの外のグランドにつけて、両手でボールを持ち、頭の後方から頭上を通過させてボールを投げなければならないというルールもあります。

試合時間や勝敗の決着についてのルール

試合時間や勝敗の決着についても重要なことなので、サッカーのルールには細かい規定があります。

●試合時間
試合時間は15分以内のハーフタイムを挟んで、前半と後半がそれぞれ45分で1試合は90分です。なお、ロスタイムは前半と後半にあり、選手の交代、負傷で試合が一時中断された時間などを主審の判断で45分にプラスすることとされています。

●延長戦
試合時間を終了しても同点で決着が付いていない場合は、延長戦となります。基本的には5分のハーフタイムを挟んで前後半それぞれ15分で、これにはサドンデス(Vゴールとも言います)と言う、どちらかが得点をした時点で即試合が終了するというルールが適用されることもあります。

●PK戦
さらに、延長戦でも決着がつかない場合はいわゆるPK戦となります。これは両チームが交互に5 本ずつのキックを行い、5本でも決着がつかないと、そのままどちらかが1点リードするまで続けられます。
PK戦でボールを蹴るサッカー選手と、それをはじくゴールキーパーには大きなプレッシャーがかかりますが、観戦する側には、もしかすると一番スリルがあるのはこのPK戦かも知れません。

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